第16回 生物数学の理論とその応用 ~生命現象の定量的理解に向けて~
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Jan-27 (Mon) 「発生・パターン」
特別講演
16:10-17:00
座長:岩見真吾 / 九州大学大学院 理学研究院生物科学部門
「Alan Turing が残したものを生物学者が考える」
講演者
近藤 滋 /大阪大学大学院 生命機能研究科
コンピュータ科学の生みの親の一人である数学者アラン・チューリングは、その死の数年前に、生物に現れる空間パターンに興味を持った。ひとつは、生物の体表に現れる皮膚模様であり、もう一つは、ヒマワリの種の並びを作るフィボナッチらせん列、である。今回の講演では、この2つの問題に対し、一生物学者として近藤がどのように問題を解決していったかを解説する。
シンポジウム
10:00-12:00
「発生・パターン形成に対する数理モデリングと数理解析」
企画者
長山 雅晴 / 北海道大学 電子科学研究所
生命科学と数理科学の協働による研究の進展はめざましく、生命現象に対する理論的理解は日々進んでいる。しなしながら、協働によって生まれた数理モデルに対する解析は必ずしも順調ではない。生命科学者と共同で構築する数理モデルは、実験に対応した説明変数が重要であり、生命現象を説明するだけでなく、実験にフィードバックできるものでなければならい。そのために数理モデルが複雑になり、数学解析が困難となるためである。解析することを目的として、現象から離れてしまう数理モデルを取り扱うことは、解析する真の意味を失う。ではモデルの複雑さとどのように折り合いをつけながら数理解析を行えばよいのだろうか?このシンポジウムでは数理モデルと数理解析の折り合いをつけて、解析を進めている研究者に講演頂き、生命現象の数理解析における折り合いのポイントを探ってみたい。
講演者
「ショウジョウバエ後腸の捻転メカニズム解明に向けた数理的・実験的アプローチ」
秋山正和
/
明治大学 研究・知財戦略機構
「
Reaction-diffusion approximation for understanding pattern formations through non-local interactions
」
田中吉太郎
/
はこだて未来大学 システム情報科学部 複雑系知能学科
「細胞接着パターンの数理解析」
村川秀樹
/
龍谷大学 理工学部 数理情報学科
「基底膜変形モデルの数理解析」
中村健一
/
金沢大学 理工学域 数物科学類
一般講演
13:30-16:00
座長:野下浩司 / 九州大学 理学研究院生物科学部門
コメンテーター:平島剛志 / 京都大学 医学研究科
①13:30 - 13:50
千葉 逸人 / 東北大学
材料科学高等研究所
「ランダムネットワーク上のニューロンの同期発火について」
②13:50 - 14:10
川平 直史 /
理化学研究所 生命機能科学研究センター
「心臓の初期発生時の組織変形動態とその細胞プロセス」
③14:10 - 14:30
豊泉 洋 /
早稲田大学 応用数理学科
「真社会性昆虫の営巣戦略の絶滅確率による評価」
④14:30 - 14:50
田﨑 創平 / 京都大学 高等研究院
「細菌のシグナル伝達系のデータ同化
」
〇14:50 - 15:00 <休憩>
⑤15:00 - 15:20
小熊 俊輝 / 九州大学 医学研究院系統解剖学
「上皮細胞シートにおける界面拡大のメカニズム」
⑥15:20 - 15:40
那須 悠太 / 京都大学大学院 情報学研究科
「ベイズ推定を用いたカエルの合唱におけるリズム間相互作用の解析」
⑦15:40 - 16:00
平島 剛志 / 京都大学 医学研究科
「メカノケミカルフィードバックによる多細胞体のパターン形成」
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